第9回 ファッションショーリポート(2/2)

普段はあまり気づかない事ですが、プライバシーについて等、特に親御さんと住まわれている方は意外と教えられていない人がいる事が分かりました。 たとえば、皆の前で着替えちゃいけないことを知らない人がいたりして、驚きました。 異性の前ではだめだけど、同姓ならいいことなど、いろんなことを話し合うきっかけにもなりました。

当日になって服が入らないなど、ハプニングが沢山ありましたが、その場で飛び入りモデルを見つけたり服を交換したりしながら乗り越えました。 「楽しむこと」と「インクルージョン」をモットーに、協力したり、皆でやる事で、より大きな事ができると実感できたようです。

モデルをした彼らは普段で着ないオシャレができて、皆とても輝いていました。 来て下さった方々に「素晴らしいプログラムだ」とのお褒めの言葉を頂いたり、いつも文句が多いクライアントが「こんな楽しいのは初めて!」と言ってくれたりして、本当にやって良かったと思っています。

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プロフィール

佐藤エリコ

カリフォルニアの首都、サクラメント在住の15歳のアスペ君の母。
東京造形大絵画科、サンフランシスコ州立大卒。
1999年渡米し、画家、イラストレーター、美術教師として活動する。
2007年、一人息子Mのアスペルガー診断をきっかけに自閉症の療育を学ぶため、ABA(応用行動分析)のホームセラピストに。
2010年、アスペルガー育児とセラピスト体験をコミックエッセイ「まさか!うちの子アスペルガー?」(合同出版)から出版。
現在はアートとセラピストの経験を活かして、2010に発達障害(知的障害、脳性マヒ、てんかん、自閉症を含む)をもつ成人のアートスタジオ「スタジオ23(仮名)」にインストラクターとして勤務している。
18歳から90歳以上までの強烈な個性のアーチスト達が50人以上も通うアトリエで、息子の将来について考えながら、日々格闘中!

ブログ・絵カードのお店

著書


まさか!
うちの子アスペルガー?
佐藤エリコ/著
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