第7回 彼らの生活について(2/3)

先日、私はアスペルガーの親の会のクリスマスパーティーに参加しました。 会に来るのは成人したお子さんを持つ方が多数なので、私は大人になってからの生活、仕事、生活保護の受け方、運転の訓練、資産管理などについて、大変貴重な体験談を聞かせてもらいました。 そしてあらためて「親亡き後のお子さんの幸せ」が親御さんの最大関心事なのだと実感しました。

私の勤める会社は、まだ今のように支援が充実していなかった1950年代に、知的障害をもつ子供の権利を守るために親達によって設立されました。 親御さんの思いを託された支援者の身として、同じ子を持つ親として、私もアトリエの彼らを家族のように思う気持ちを忘れないようにしたいと思います。

過去の記事

プロフィール

佐藤エリコ

カリフォルニアの首都、サクラメント在住の15歳のアスペ君の母。
東京造形大絵画科、サンフランシスコ州立大卒。
1999年渡米し、画家、イラストレーター、美術教師として活動する。
2007年、一人息子Mのアスペルガー診断をきっかけに自閉症の療育を学ぶため、ABA(応用行動分析)のホームセラピストに。
2010年、アスペルガー育児とセラピスト体験をコミックエッセイ「まさか!うちの子アスペルガー?」(合同出版)から出版。
現在はアートとセラピストの経験を活かして、2010に発達障害(知的障害、脳性マヒ、てんかん、自閉症を含む)をもつ成人のアートスタジオ「スタジオ23(仮名)」にインストラクターとして勤務している。
18歳から90歳以上までの強烈な個性のアーチスト達が50人以上も通うアトリエで、息子の将来について考えながら、日々格闘中!

ブログ・絵カードのお店

著書


まさか!
うちの子アスペルガー?
佐藤エリコ/著
inserted by FC2 system