第4回
アスペルガーとの出会いと、モラルハラスメント (2/4)

私は、なやみになやんで、ある日インターネットで一心不乱に検索を始めました。
そのときふと思いだしました。
私はかつて、うたの師匠に、「ひとみちゃんは自閉症だから」と言われたことを。

「自閉症」と、そのとき困っていたことをキーワードに何度目かの検索を行った時、「アスペルガー症候群」という言葉と出会いました。
その特徴を見て私は驚きました!

これ・・・私の説明書だ!

これがきっかけで病院で検査をうけて、「典型的ではないが、アスペルガー症候群の範疇に入る」という診断をいただきました。

ローズさんは鬱病だった私を救ってくれた人。
発達障害のことだってわかってくれるはず!
そう信じていましたが・・・
期待はあっさりと打ち破られました。。
私が発達障害のことやテストの結果を説明すると、それを利用して私を追い詰めました。

ローズさんと少しでも感覚が違うと
「(おまえの振る舞いは)間違ってる。常識はこう(←ローズさんの「基準」)なの!」
「常識を教えてやってるんだ!いうとおりにしろ!」とか
「なぜ能力が劣っているやつに俺が合わせないといけないんだ?」
と、日々私の言動を細かく否定し、根拠の見えない”個人の中の常識”を押し付けられ、見下したような言動をされました。
それは言葉で書くよりも。ずっと、ずっと壮絶なものでした。

心身が疲弊し、仕事も永遠におわらない。
何が終わりかもわからない。
深夜まで仕事場にいて
朝は起きられず
しかられ、追い詰められ
息ができなくなり
私は消えて当然の存在なのかもと思い
ローズさんがそんなに私を否定するなら、私の生きる場所はない。
望み通り死んであげようと、ビルの屋上に登り
(↑このあたりは「いくじなし」で触れたとおりです)
そして死ぬことができず、絶望しながら戻ってきて
自分を傷つける
(↑ここは「自傷」で触れたとおりです。)
めちゃくちゃな日々が長く続きました。

プロフィール 堀川ひとみ プロフィール画像
堀川ひとみ
人生晒し系シンガーソングライター。アスペルガー症候群の当事者。
(鬱病の克服と発達障害発覚を経た人生を晒して歌っている。)
ジャンルは全然違うのに、歌を聴いた人によく「ジャニス・ジョップリンだ!」と言われる。
株式会社うたの国のPrincess(代表取締役)でもある。
youtubeで「堀川ひとみ」検索すると、ライブ映像がやたら出てくる。
無宗教なのに、歌っているだけでなぜかよく宗教と間違われてしまう。
とある人は私の歌を「劇薬」と呼ぶ。しばらく聞かないと禁断症状に苦しむらしい。
かわさきFMにて番組をもっている。
現在3種類のCDを発売している。全てコンセプト・アルバム。
最近CDを買わなくなった人に売れている。
しかも、一度はまるとなかなか抜け出せないらしい。
ブログ
堀川ひとみ公式サイト
堀川ひとみ-禁断のMyRoom-
アルバム
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