最終回
「普通」と「自分」との狭間で揺らぐ読者のみんなへ(1/2)
「普通って一体何なんだろう?」
「できることなら普通になりたい」
「私の方がよっぽど普通じゃん!」
「え?そんなに私って変?普通にしてるつもりなのに・・・」
こんな風に、毎日"普通"に翻弄され、振り回される毎日を送っているみんなへ、伝えたい事があります。
ジェットコースターみたいに波瀾万丈で かつ、「?」がいっぱいの日常を手探りで過ごしてゆくのは、すごく大変だよね!
気づいてないかもしれないけど、あなたは「普通」とか「一般的人間」を研究するスペシャリストなのです♪^^
だって、あなたは日々、周りの人たちのことを観察したり、学んだりしているでしょ? 研究の成果が、たまーに間違っている事もあるかもしれないし、活かされないこともあるかもしれないけど、あなたがスペシャリストであることには、変わりないのです。
(だって、お天気のスペシャリスト「気象予報士さん」だって、たまに予報をはずすことがあるでしょ?)
あなたは、あなた自身が日々積み重ねた分析結果や経験に基づいて、周りの人たちと一生懸命なじんでいこうと頑張っているかもしれない。やがてそれが実を結んで、周りの人と意見が合ったり、周りの人が好む物を自分も好きだと思えたりするかもしれない。 「普通」でいられる自分を誇らしく思える日がくるかもしれない。
でも、ちょっとまって。
あなたは、それで幸せですか?
たまには深呼吸して、それが本当に「自分の望む姿」なのかを考えてみてください。
あなたが「今の状態が本望で、幸せ!」と思えたら、それは充実だから、もちろんそのまま努力を続ければいい。
でも、「幸せじゃない」「疲れた」と感じたら…
あなた自身のために、是非「本当の自分」を大切にしてあげてください。
あなたは、何が好きだった?
あなたは、どんなことを面白いと感じていた?
あなた自身の普通は、どんなだった?
そんなことを考えながら、日々厳しい世界で頑張っているあなたの心や感覚を「自分の国」に里帰りさせて、リフレッシュしましょう。本当のあなたが無くなることほど、寂しい事はありません。常にあなたらしさを心のどこかで持っていながら、周りの人たちと付き合っていったらいいんです。