ITパラリンピック2013 [前編] (4/4)

なお,HALのALS患者への適用については,ALS協会の川口有美子さんがHAL開発代表者の山海嘉之教授(筑波大学)に相談したことが始まりでした。その後,2012年初頭にサイバーダイン社の新宮正弘氏がHALの装置にスイッチ動作を実現する改修を行い,患者が任意にスイッチ動作を可能とする装置が実現しました。今回のITパラリンピックでは,スイッチ操作を間近で実演したので,大いに将来への期待を感じさせるものとなったのは間違いないでしょう。サイバーダイン社代表の山海教授は2013年度中に発売することも宣言しましたから,夢を繋いだ人も多かったことでしょう。あとはお値段ですね…


HALスイッチで意思伝達装置を操るALS患者さん

次回の(後編)では,ITパラリンピック2013でのHALスイッチを使った実演と,「太鼓の達人大会」についてお伝えします。

ALS患者さんによるワンスイッチでの「太鼓の達人」の試験

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