第11回 アートショウリポート(1/3)

5月は年に一度の、アートショウがありました。今年はいつにもまして、気合いが入ってたと思います。

実は最近クラス編制の大幅な変更がありました。これは、それぞれの先生が、より専門的にクラスを教える事ができるようにするためです。 例えば今までは1人の先生が、ジュエリー、彫刻、テキスタイルなどの複数のクラスを担当していましたが、それぞれが担当のクラスにより集中出来るようになりました。

私はファイバーアート担当として、織物、縫い物、編み物、テキスタイル、タペストリーを集中的に教える事ができるようになりました。不在になった立体制作担当は、プロ彫刻家の先生を招き入れました。

私は、福祉の世界だとしても、アートを教えるならアートをちゃんと勉強した人に教えて欲しいと思います。相手に障害があるからといって、いいえ、障害があるからこそ、彼らにキチンと教えられる知識と経験のある人がつくべきだと思ってます。

そういう事もあり、今回は以前にも増して、質の高い作品が生まれたように思います。


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プロフィール

佐藤エリコ

カリフォルニアの首都、サクラメント在住の15歳のアスペ君の母。
東京造形大絵画科、サンフランシスコ州立大卒。
1999年渡米し、画家、イラストレーター、美術教師として活動する。
2007年、一人息子Mのアスペルガー診断をきっかけに自閉症の療育を学ぶため、ABA(応用行動分析)のホームセラピストに。
2010年、アスペルガー育児とセラピスト体験をコミックエッセイ「まさか!うちの子アスペルガー?」(合同出版)から出版。
現在はアートとセラピストの経験を活かして、2010に発達障害(知的障害、脳性マヒ、てんかん、自閉症を含む)をもつ成人のアートスタジオ「スタジオ23(仮名)」にインストラクターとして勤務している。
18歳から90歳以上までの強烈な個性のアーチスト達が50人以上も通うアトリエで、息子の将来について考えながら、日々格闘中!

ブログ・絵カードのお店

著書


まさか!
うちの子アスペルガー?
佐藤エリコ/著
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