第3回 彼らの恋愛と性(2/2)
これはとても危険な事だと思います。 昔と比べれば減ったとはいえ、残念ながら知的障害のある大人への性的虐待や望まない妊娠の問題はまだあるようです。 女性は妊娠しないように避妊処置がとられている事も多くあると聞きます。 知的にまだまだ子供なんだろうけれど、体は大人です。 そして彼らはの多くは異性とのロマンスに興味を持っています。 自分の心と体に何が起きてるのかきちんと教えないと、意図せずに間違った行動を起こす事もあるように思います。 つくづく彼らには性教育が必要だと思いました。
アメリカの普通の学校では性教育をしっかりします。息子も5年生くらいから何度か受けて、パンフレットにはしっかり性病や避妊について教育されます。だからこそ、特別支援学校に行ってた彼らとのギャップに驚いたのです。 アトリエはアートを作る場所です。 だけど、自由に自己表現をする場であるからこそ、親やケースワーカーには見えない姿が見られるという事もあります。これからも機会があるたびに、私も少しずつでもそういう話を彼らにしていきたいと思います。
過去の記事
- 第1回 アトリエ23-発達障害アトリエの日々- (2012-07-15)
- 第2回 発達障害を持つアーチストの支援とは? (2012-08-19)