第1回 「支援」って何だ?(2/2)

という事で、
これから連載していくものは、何か専門性があるわけでもないし、明快な方法があるわけでもないし、もしかしたら、よそ様には全く使えずかえって迷惑ってことになる事を書いてしまうかもしれません。
でもこれから書くことは、ど素人の私が日常の出会いの中であれこれ考えてきた事でしかなく、ひたすら目の前にいる人と共に作ってきた事です。 なので、すべての人にあてはなる事なんて一つもないと思っています。

もし、私の日々の出会いや出来事の中から生まれる「支援」なるものが、お目に留まって読者の方のヒントになれば幸いです。又逆に、「おいおい!そんな事されては困るよ!」「そんな考えだから行き詰って当然だよ!」と当事者の皆さんや家族の皆さんにご指摘いただければ、これまた私の今後の「支援」のヒントにしていきたいと思います。

そんなわけで、支援者コラムを担当させていただく岩ちゃんです。(岩ちゃんさんとは呼ばないで!)
エキサイティングな私の日常から「支援って何だ?」を一緒に考えていただければと思います。

過去の記事

  • 第1回 「支援」って何だ? (2012-05-19)

プロフィール

岩ちゃん
(「岩ちゃん」さんとは言わないでね)

年齢:1963年 大阪産
現在:東京都在住
仕事:たこの木クラブ代表

たこの木クラブって何?

東京の端っこの方で活動しているちっちゃな市民団体です。1987年に誕生しました。

「地域でともに生きる」事をめざし、発足当初は「子ども達どうしの関係づくり」をテーマに、出会いの場としての子ども会や子ども達の日常である学校にこだわり活動してきました。
2000年あたりからは、障がい故に取り残されていく子ども達(青年たち)の課題として、進学・就労・自立生活といった様々な場面での支援を担っています。

「支援者」と言えば聞こえは良いのですが、「知的」とか「発達」といった障害名や専門性に疎く、長年付き合ってきた子ども達のほとんどが実は「自閉症」という領域にいる人たちである事を最近になって知ったほどです。
又、重度と呼ばれる人たちが多いため「自閉症」という人は皆、療育手帳が取れるものと思っていたまったくのど素人です。
でも、専門的な事はまったくわかりませんが、目の前にいる人たちと向き合い、今そして将来に渡り「誰もが地域で暮らし続ける」ために必要となる課題を日々悶々と模索しつつける事には変な自信を持っている私です。

ブログ

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著書・共著


良い支援?
知的障害/自閉の人たちの自立生活と支援
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