最終回
やっぱりモノづくりが大好き♪(1/4)

前回は 昔作った 我が家新聞をご紹介しましたが 子どもが生まれる前には、我が家には、夫の会社の方や 取引先の方等、来客が多かったせいもあり、自宅でお食事会などしておりました。 (とはいっても、ほとんど一から鶏がらスープをとった中華風鍋なんですが)お客様用に、紙製のランチョンマットや箸袋などは、全て私が手作りしていました。 その方のイメージでイラスト描いて、お名前も入れて。お一人おひとり全部デザインが違うの。何度も来られた方の場合は、楽しいお話の中から、よりその方にピッタリなイラストを♪ 何日も前から作り始めるんですが、これが楽しいのですっ!

中には「これ記念に持って帰っていいですか?」と使用後のランチョンマット&箸袋を、 お持ち帰りされる方までおられ…。こういうお声はうれしいですね(@^-^@)

私がしていたグラフィックデザインとは「印刷系のデザイン。商業用のデザイン」 たまに、喫茶店オープンするんですが、まとめてデザインしてください、なんて仕事が入ると、お店のロゴだけじゃなく、メニュー、パンフレット、名刺、スタンプカード、コースター、DM、チラシ他、色々まとめてデザインします。 それを 商業用じゃなく、自宅にお呼びするお客様のために作るというのは楽しいですよ。

当時は 家に質の良いプリンターがなかったので、全て手描きでしたが、今なら、PCで作っていたかもしれません。 でもあのアナログ感が、かえって良かったのかもしれませんね。

仕事でなくても とにかく「モノづくり」が好きだった私。

子どもが幼稚園に通うようになった頃にも、何かとこの趣味は、役に立ちました。 うちのこどもたち、二人ともとっても集団が苦手。 園に通うだけでもう大変なストレス。 なので「ママの手描きのお守り」を持たせていました。 家族全員の仲良く寄り添った、手描きのイラストです。 それを名刺くらいの大きさに描いて「***大好き」と書くだけで本人は安心するようです。

そして本人が体調の悪い時。 本人の全身イラストを、悲しい顔で描いて、調子の悪いところ全てに、吹き出し付きで「頭が少し痛いです」「おなかが少し痛いです」「足が少し痛いです」などと書いて、 先生にお渡ししていました。 娘などは「もっとお顔を、悲しいお顔に描いて!涙も描いて」などと、注文が多かったのを思い出します。 そういう体調悪いアピールカードは、必ず先生にお見せしました。 うちの子は字が読めなかったのですが、イラストで描いてもらって、吹き出しは読み上げてもらって、ずいぶんと安心しておりました。

プロフィール

くすのきゆり
兵庫県出身。兵庫県在住。
デザイン専門学校在学中に二科展入選。
専門学校卒業後は、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして、デザイン事務所、広告代理店制作部に勤務。
本や教材の挿絵、ポスター、雑誌の表紙、イラスト、ロゴマーク作成、パンフレット、チラシなどグラフィックデザイン全般を手掛ける。
結婚、出産で いったん現場を退くものの、現在は、発達障害の啓発活動の傍ら、フリーのイラストレーター兼グラフィックデザイナーとしてとして活動中。
色鉛筆画が得意。
LDの人にも読みやすいグラフィックデザインを心がけています。
プライベートでは 二人の子どもの発達障害の診断までの過程で、私自身もその
傾向が強い事に気づく。
心療内科にて「物忘れ・衝動性・不注意は薬の副作用やうつ病の症状ではなく、
持って生まれた特性でしょう。脳のほんの少しの機能障害です」と言われるもの
の、専門病院での診断は受けていない。
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