第10回 燃え尽き症候群(3/3)

私は、凝り性で過集中になりやすいタイプなので、シャドウボックスを習いに行っている間はより使いやすい道具の発見の為、東急ハンズによく言っていましたね〜。細かい作業に向いている小さなゴムの台などは、コースターの売り場から 程よい硬さのものを探して来たり、DIYコーナーの素材から選んで来たり。教室の先生には「わ、またくすのきさんが、何か面白そうなもの買ってきたで」と、よく笑われておりました。ここの先生はとても温和な方で、私オリジナルの技法も「これいいね。他の生徒さんにもお伝えしてもいい?」と言ってくださるような方でした。

あまりにも熱心にやってるので、先生から「伊丹市の教室、してみませんか?」と、声をかけていただけるほどになった頃、息子を妊娠。

かなりひどいつわりで、シャドウボックスも続けることが出来なくなり、いったん、創作活動は卒業となりました。

しかし、仕事でなくても、いつでも創作活動に入れることがわかり、自分の尊敬する先生から、教室の先生としてもやっていける人と認めていただけたことは、私にとっては、大きな自信となりました。

そして、気が付けば、燃え尽き症候群から脱出していました。やっぱり私は、ずっと走り続けていないとダメなタイプなのですね。

シャドウボックス、今ならもっと良い作品が作れるだろうな。その時には、全力で作っていたんだけど、どんな作品でも、数年後に見ると、ああ、もっとここを工夫できたはずなのに、と思っちゃいます。

さて、次回は、デザインやイラストの仕事をしていたことが 日々の生活で役に立ったというお話をしましょう♪

お楽しみに(@^-^@)

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プロフィール

くすのきゆり
兵庫県出身。兵庫県在住。
デザイン専門学校在学中に二科展入選。
専門学校卒業後は、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして、デザイン事務所、広告代理店制作部に勤務。
本や教材の挿絵、ポスター、雑誌の表紙、イラスト、ロゴマーク作成、パンフレット、チラシなどグラフィックデザイン全般を手掛ける。
結婚、出産で いったん現場を退くものの、現在は、発達障害の啓発活動の傍ら、フリーのイラストレーター兼グラフィックデザイナーとしてとして活動中。
色鉛筆画が得意。
LDの人にも読みやすいグラフィックデザインを心がけています。
プライベートでは 二人の子どもの発達障害の診断までの過程で、私自身もその
傾向が強い事に気づく。
心療内科にて「物忘れ・衝動性・不注意は薬の副作用やうつ病の症状ではなく、
持って生まれた特性でしょう。脳のほんの少しの機能障害です」と言われるもの
の、専門病院での診断は受けていない。
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