第3回
デザイン事務所での仕事（アシスタント時代）(3/3)

家事もしたことなかったので　お茶出しのタイミングがわからない。
洗い物をためてしまい　結局先輩にしてもらうことになる。
コーヒーメーカーの使い方がわからない。
雑談の切り上げ方がわからない。
いつも机の上がゴチャゴチャ…
今考えれば　デザインの仕事の能力よりも、こちらの方が致命的だったと思います。
仕事以前に　こういったライフスキルは、小さいうちから　身につけておいた方が良いですね。

自分のふがいなさと　長時間労働が、ジワジワと私の心と身体に負担をかけていたようで…
それから間もなく　私は　このデザイン事務所を去ることになります。
お役に立てなくて申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。

この頃、よく会っていた同窓生は、数年後、みんな同じような理由で離職。
別の職種に移っていきました。
そんな中、私は、懲りずに同じ業種に転職します。
やっぱり、物作りが好きなのよね＾＾；

☆次回は　広告代理店での仕事時代の事など… 　お楽しみに＾＾

プロフィール

くすのきゆり
兵庫県出身。兵庫県在住。
デザイン専門学校在学中に二科展入選。
専門学校卒業後は、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして、デザイン事務所、広告代理店制作部に勤務。
本や教材の挿絵、ポスター、雑誌の表紙、イラスト、ロゴマーク作成、パンフレット、チラシなどグラフィックデザイン全般を手掛ける。
結婚、出産で　いったん現場を退くものの、現在は、発達障害の啓発活動の傍ら、フリーのイラストレーター兼グラフィックデザイナーとしてとして活動中。
色鉛筆画が得意。
LDの人にも読みやすいグラフィックデザインを心がけています。
プライベートでは　二人の子どもの発達障害の診断までの過程で、私自身もその
傾向が強い事に気づく。
心療内科にて「物忘れ・衝動性・不注意は薬の副作用やうつ病の症状ではなく、
持って生まれた特性でしょう。脳のほんの少しの機能障害です」と言われるもの
の、専門病院での診断は受けていない。

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