第2回
グラフィックデザイナーになるための就職活動(2/2)

実は私、18歳の時点で、習字(毛筆)の高等科師範免状を持っていたので
その事も書いていたのですが、先生から「嘘やと思われるから、書くな」と止められました。
習字と普段の文字とは、根本的に、違うんですよね。
習字習ったら「習字だけ」上達します(=_=)
(そうじゃない人もいるのかな〜〜???)
さて、そんな状態で就職活動がスタートしました。

私は イージーミスが多いので、スピード重視の印刷屋さんでの仕事は難しいだろうと思いました。
まずは、デザイン事務所で、アシスタントからスタートかなと決めました。
個人経営のデザイン事務所では入社試験というのは殆どありません。1回も 遭遇したことないです!
デザイン事務所さん 忙しすぎて、試験問題作ってる場合じゃないのかも(笑)
殆どが、面接だけです。

最初に入ることになったデザイン事務所の社長さんが、私にこう言いました。
「生半可な気持ちやったら、続かへんで。 結婚までの腰かけやったら、一般のOLさんの方が、よっぽど楽で給料も高いで。もう一回よく考えておいで」
そういえば先輩方から
「3日家に帰られへんかった。寝袋持参で事務所で缶詰やってん」
「フィニッシュワークばっかりで、デザインなかなか任せてもらえない」
「過労で倒れて、会社辞めた」
、、、なんて聞いてたっけ(-_-;)

でも……
私、他にやりたいこと思いつかへんしなあ。
OLは、絶対向いてないしな〜〜。
やっぱり、好きな事して、給料もらいたいなあ。
翌日「やっぱりそちらでお世話になりたいです」と、お願いの電話をし、
「じゃあ、いつから来れる?忙しいからすぐにでも来てほしいねんけど」
と言われ 私は 「グラフィックデザイナーアシスタント」として、そこで働くことになったのです。

☆ 次回は デザイン事務所での仕事について。お楽しみに♪

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プロフィール

くすのきゆり
兵庫県出身。兵庫県在住。
デザイン専門学校在学中に二科展入選。
専門学校卒業後は、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして、デザイン事務所、広告代理店制作部に勤務。
本や教材の挿絵、ポスター、雑誌の表紙、イラスト、ロゴマーク作成、パンフレット、チラシなどグラフィックデザイン全般を手掛ける。
結婚、出産で いったん現場を退くものの、現在は、発達障害の啓発活動の傍ら、フリーのイラストレーター兼グラフィックデザイナーとしてとして活動中。
色鉛筆画が得意。
LDの人にも読みやすいグラフィックデザインを心がけています。
プライベートでは 二人の子どもの発達障害の診断までの過程で、私自身もその
傾向が強い事に気づく。
心療内科にて「物忘れ・衝動性・不注意は薬の副作用やうつ病の症状ではなく、
持って生まれた特性でしょう。脳のほんの少しの機能障害です」と言われるもの
の、専門病院での診断は受けていない。
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