第2回
グラフィックデザイナーになるための就職活動 (1/2)

実は実は私、専門学校の授業の中で、一番成績が低かった科目が「グラフィックデザイン」だったんですよ(笑)
なぜ、グラフィックデザインが苦手だったのか。
当時は、アナログ時代。 ライン引く四角を描くのも、ロットリングという、製図用のペンで線を描く時代。
私、定規でまっすぐな線が引けなかったんですよ。 左手で、しっかり定規が押さえられないんです。 押さえられたと思ったら、指がはみ出してて
------〜--------
こんな↑↑ 指の山付きの線になっちゃったり。
それに 線のはかり間違い、3等分の計算間違い、そんなイージーミスがとっても多かった。

今思えば、発達障害の特性だったのですが 、当時は「なんでこんな簡単な事が出来ないんだろう」と、悩んでいました。
作品が、ほぼできあがっているのに、サイズのはかり間違いで、一からやり直し、他の生徒さんよりも 随分と制作時間がかかるんです。 提出時間は迫るし、これには参りました。

なので 就職の第一希望は イラストレーター!
イラストならば、印刷に出す時点で、サイズ調整ができるので、何とかなりそうだったんですね。 それに、やはり、私はイラストを描くのが好きで♪

しか〜し。
学校の壁に張り出されている求人は、グラフィックデザイナー(印刷デザイン)ばかり。
むむむむ…
絵が上手なのと デザインが上手なのとは、根本的に違うんですが、一般的には そのことをご存じない方が多いみたいですね。

しかし 求人にイラストレーターがない以上、グラフィックデザイナーとして就職 どないかせなあかん訳です。
授業で描いた マークやタイポグラフィーの作品を、たくさんファイリングしました。 イラストも描けますよ!というアピールのため、デザインの作品以上に、イラストの作品もた〜くさん ファイリングしました。
作品ファイルの用意は完璧♪

しかし 履歴書でまた 苦労するんですよ〜〜(┯_┯)
1通の 履歴書を書くのに、
下書きが3枚以上。
本書きも3枚以上。
書き損じの多いこと多いこと!
それに 書き始めの文字の丁寧さを、最後までキープできないので、1枚の履歴書の中に バラエティ豊かな文字が〜(+_+)

プロフィール

くすのきゆり
兵庫県出身。兵庫県在住。
デザイン専門学校在学中に二科展入選。
専門学校卒業後は、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして、デザイン事務所、広告代理店制作部に勤務。
本や教材の挿絵、ポスター、雑誌の表紙、イラスト、ロゴマーク作成、パンフレット、チラシなどグラフィックデザイン全般を手掛ける。
結婚、出産で いったん現場を退くものの、現在は、発達障害の啓発活動の傍ら、フリーのイラストレーター兼グラフィックデザイナーとしてとして活動中。
色鉛筆画が得意。
LDの人にも読みやすいグラフィックデザインを心がけています。
プライベートでは 二人の子どもの発達障害の診断までの過程で、私自身もその
傾向が強い事に気づく。
心療内科にて「物忘れ・衝動性・不注意は薬の副作用やうつ病の症状ではなく、
持って生まれた特性でしょう。脳のほんの少しの機能障害です」と言われるもの
の、専門病院での診断は受けていない。
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