第10回 人は皆バラバラだという考え方について(2/2)

厳密に言えば、同じは同じなんですが、同じであると考えるモノが違うんです。

「頭の中が同じ」なのではなく、「ひとりひとり、別々の考えを持っている という観点において”同じ”」
つまり、「別」同士ってことです。

「別」同士 は、アスペ人・非アスペ人両方の方々に横たわる共通項なのです。

ところで、(ちょっとこれまでの話を別のアプローチで言い換えますが、)
うすうす気づいているかと思うんですが、
みんなバラバラであることと、「まとまり」ということ。
これは次元の違う話で、
みんなバラバラの意見を持ちながらまとまることは可能だと私は思います!

言語の話になりますが、
反対語っていうものがありますね?
反対語同士は、ある一つのベースライン上で性質が逆の二つの言葉。
つまり、反対語にもなりうる「バラバラ」と「まとまり」という言葉自体にも、ひとつの共通項が存在するんです!

ばらばら同士だと思えば、相手にどのように話すかが自ずと見えてきます。
ばらばら同士だと思えば、自分を卑下することも少なくなるかもしれません。
ばらばら同士だと思えば、非アスペの人に対しても同志のような気持ちを育むことができるかもしれません。

バラバラであると捉えること・・・それは確実に大きな一歩だと思います。

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プロフィール 堀川ひとみ プロフィール画像
堀川ひとみ
人生晒し系シンガーソングライター。アスペルガー症候群の当事者。
(鬱病の克服と発達障害発覚を経た人生を晒して歌っている。)
ジャンルは全然違うのに、歌を聴いた人によく「ジャニス・ジョップリンだ!」と言われる。
株式会社うたの国のPrincess(代表取締役)でもある。
youtubeで「堀川ひとみ」検索すると、ライブ映像がやたら出てくる。
無宗教なのに、歌っているだけでなぜかよく宗教と間違われてしまう。
とある人は私の歌を「劇薬」と呼ぶ。しばらく聞かないと禁断症状に苦しむらしい。
かわさきFMにて番組をもっている。
現在3種類のCDを発売している。全てコンセプト・アルバム。
最近CDを買わなくなった人に売れている。
しかも、一度はまるとなかなか抜け出せないらしい。
ブログ
堀川ひとみ公式サイト
堀川ひとみ-禁断のMyRoom-
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