第5回 発達障害=わたしの取扱説明書 (2/3)
大事なのは、自分がその事実をどのようにとらえ、 どのように活用するかなのです。
それによって、その後の人生の質が決まってくると思います。
もちろん、「その後」はいつからでも修正可能なわけですが。
この「説明書」、見方を変えると今度は、 この広い「まわりの世界」の見方が浮かび上がります。
それだけでなく、「まわりの世界」に接していこうとするとき 自分の世界のことをまわりの世界に誤解なく伝えるためのヒントも隠されているのです!
私は、発達障害はすばらしい!と言っているわけではありません。 発達障害という説明書を携えて生きる 「お仲間」のみなさん ひとりひとりの「存在」がすばらしいのだと言っているのです。 私たちが存在をしていることの価値を もっと誤解なく周りの人たちに提示していきましょう。
「そんなこと言ったってむりだよ」
「周りがわかってくれないから、どうしてもわかってもらいたいんだ」
「無理解で私を苦しめたあいつらが許せない!」
と思っているみなさん、気持ちはすんごくわかりますw でも、周りの方を見渡してみてください。
残念ながら、周りの方も、余裕ある人は少ないようなのです・・・。
世の中に、いろんな価値観があるんだよ!ということを話には聞いていながら、 多くの人はそれを幻想のように捉えるのが精一杯で、 実際に見に行こうと考える人は本当に少ないのです。
また、いろんな価値観を見に行くにはどうしたらいいのか、その方法を考える暇もないようなのです。
だからなんでも型にはめようとせざるを得ない。
私たちが存在をしていることの価値をもっと誤解なく周りの人たちに提示していきましょう。
そのためには、どうしたらいいのか・・・?
来月、私が考えるその方法を、お話していきたいと思います。