第3回
東京に出てからの私(大学時代〜) (2/3)
サークルの交流校では、抜群にわけのわからないエロ宇宙人キャラを発揮して大先輩たちや後輩を喜ばせてしまったり…。
とにかく、かわったことをする、人とは違ったことをする、そしてやたらでしゃばるという意味で有名人だったと思います。
親の交換条件、就職をクリアし、その後も東京にとどまることに。
なにか辛いことでも口にすれば「帰ってこい」というに決まってるので、たとえクビから転職までの間も、営業で売り上げが立たないときも、一切仕送りも受け取らず、一切親に弱みを見せない社会生活を送っていました。
大学を出てから8年ほど東京に住んでいましたが、私には大きな疑問がありました。
「はて・・・私はどうしてビッグなシンガーソングライターになれないんだろう?」
まっことアスペらしい素朴な思考回路ですが、私、実は、「夢を叶える為に○○をする」というより、「○年後は夢が叶ってる」という見方を当時はよくしていたので、具体的に夢を叶えるための階段を持っていなかったのです。
ビッグなシンガーソングライターには、「大人になったら自然になれるもの」と思っていたんです。(今でもこの感覚からなかなか抜け出せない自分がいます。)
仕事場でもたびたび、アスペらしい葛藤や謎の行動がありました。
私はシンガーソングライターなのに、なぜいま会社に向かっているのだろう?と嘆き悲しんだり
独創的なアイデアを出すも、どう実現させてよいかわからず頓挫したり
仕事場の人と人間関係を築いてしまったらシンガーソングライターになれなくなる、と孤立したり
お昼休みの1時間の利用法が、立ち食いそば屋20分とカラオケ個人練習30分だったり
おなかがいたいのでよく遅刻したり
眠いからとプイと外に出て行ってしばらく寝ていたり
いつもの時間に出損ねるとそのまま休んでしまったり
間違っていることは、相手が上司でも指摘して徹底抗戦したり
だんだんと仕事が増えてくると、管理の限界を越えて、それまでできていた仕事ができなくなっていってしまったり